浅野ゼミでは毎年、夏期休暇を利用してアメリカ主要都市への研修旅行を行っています。今年の研修先はロサンゼルスでした。期間は9月1日~7日。参加者は、2・3年生のゼミ生を中核メンバーとして、早稲田大学の学生、浅野先生、竹原信一氏(鹿児島県阿久根市議)とご家族の方が加わった計17名です。旅行のプランは基本的に参加者が個別に練り、その上でグループを形成して行動しました。短期間に多種多様な場所を巡る、密度の濃い旅行でした。以下に、主な活動内容を紹介します。
17時に成田空港に集合した一行はロサンゼルスへ向けて出立しました。約8時間の少々窮屈な空の旅を終えると、ロサンゼルス空港に到着です。空港から出てレンタカーを借り、アメリカの広い道路に驚きながらホテルに移動して荷物を置くと、ホテルのすぐ近くにあるUCLA(University of California, Los Angeles)カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を見学しました。
UCLAは「学校が街の一部になっている」と形容できる非常に大規模な学校で、そのスケールと建物から滲み出る荘厳さに圧倒されました。また、UCLAは浅野先生の出身校ということもあり、先生が留学されていた当時の思い出話などを交えながら、芝生が美しい構内を散策することができました。 大学構内を見学した後に、ウェストウッド・ビレッジにある Fat Burger で、smallサイズから XXXLサイズまで6種類から選べる(!)アメリカンなボリュームのハンバーガーを口一杯に頬張り、明日から始まるロサンゼルスでの日々に向けてエネルギーを蓄えました。
この日はUSH(ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド)を訪れました。駐車場を降り入場ゲート付近にある大きな地球儀が見えた時点で、胸の高鳴りが止まりませんでした。入場してからは、3つのグループに別れ、それぞれが思い思いのアトラクションを堪能しました。アトラクションの中でも特筆すべきは、スタジオツアーです。このツアーは、実際に映画で使われたセットの中を、一つ一つの映画について解説を聞きながらバスで通り抜けるという大変豪華なもので、訪れるどのセットの隅々にも職人の意気込みというか匠の技が感じられました。園内を徘徊しているさまざまなキャラクターと写真を撮ったり、お土産を買ったりと、楽しい時を過ごしました。
夕方には、ビバリーヒルズの Lawry’s The Prime Rib でステーキに舌鼓を打ち、その後グリフィス天文台に移動してロサンゼルス市街を一望できるスケールの大きな夜景を堪能しました。
この日は、サンタモニカビーチ、ヴェニスビーチ、レドンドビーチなど、グループごとに美しいビーチを楽しみました。レドンドビーチを観光したグループは、浅野ゼミのOBの財田(たからだ)先輩に様々な場所を案内していただきました。財田先輩は、現在ロサンゼルスに在住し、大学に通いながら映画撮影の仕事をし、映画監督を目指しているとのこと。拓殖大学の浅野ゼミで学んだ「論理的な思考・説明能力」が社会に出てから、具体的にどのように活かされているか、また、国際的にも通用するかといった有益な話を伺うことが出来、大いに学習意欲が刺激されました。
他グループではロサンゼルスをホーム・グラウンドとするドジャースの試合を観戦し、手に汗を握りながら応援しました。
#### 9月4日
この日は、ハリウッドを観光しました。山に突き刺さったHOLLYWOODの文字や、チャイニーズシアター、著名なミュージシャンや映画監督、俳優や女優の名が星と共に床に刻まれたハリウッド・ウォーク・オブ・フェームと呼ばれる歩道などを観光しました。自分が知っている・好きな映画俳優の名を発見した時の感動は格別で、思わず床に屈んで写真撮影をしました。
ハリウッド観光をしたグループは、夜は合流して人気ホットドッグ・チェーンであるピンクスにて、財田先輩を交えてディナーを楽しみました。財田先輩には、自らの学生時代の話をしていただいたり、ゼミ生の進路相談をしていただいたりと大変有意義な時間を過ごしました。 浅野先生の早稲田大学での教え子で、9月の新学期からUCLA政治学部Ph.Dプログラムに進学するロシア人女性のYana Otlanさんとランチをしながら会話を楽しみ、帰りにはRedondo Beachで夕日を眺めながら散策し、夜はタイ料理を楽しみました。
この日は、ショッピングやドライブをして過ごしました。ショッピング・モールやスーパーで「ロサンゼルスでしか買えない物」を求めて東奔西走し、行く先々でどれが良いかと悩みました。しかし、残念なことに、9月5日は日本で言うところの「勤労感謝の日」で閉まっている店が結構ありました。土産を買おうと思っていたUCLAのBook Storeも閉まっていたのが残念でした。ショッピングする際に、店員さんと英語で意思が通じたときはとても嬉しかったです。実践的な英語で意思伝達する、という良い経験ができました。 夜は、ロサンゼルスで知り合った財田先輩、Otlanさん夫妻、そして現役政治家の竹原さんを交えて、ウェストウッドのピザ屋さんでディナーを楽しみました。そこで皆さんから、大変為になる話をじっくり聞くことができたことは大きな収穫です。 9月6日の11時50分にLAXから飛行機に乗り、7日に帰国。長いようで短いゼミ研修旅行が終わりを告げました。成田空港を発つ時の期待と不安が入り交じった心と少し空きのあるトランクは、帰った時には胸一杯の思い出とお土産で弾けそうなトランクへと変わっていました。
今回のロサンゼルスでのゼミ研修旅行で、私達は日本では見れないものを見、学べないことを学べたと思います。一週間に蓄積されたこの得がたい体験・経験を咀嚼して、今後の生活面や学習面で積極的にアウトプットできるようにしたいです。
(文責:政経学部 経済科 2年 吉田翔)
私は今までアメリカには一度も訪れたことがなく、どのようなところなのか行く前から非常に楽しみにしていました。この度訪れたロサンゼルスは、テレビなどでよく名前を聞くので都会なのかなと思っていたのですが、思いの外、のどかな街でした。また、気候が良く、毎日晴れていました。気温も少し高かったのですが、湿度は高くなかったため蒸し暑くなく、非常に過ごしやすかったです。 この研修で私は、自分の語学力の低さを痛感しました。伝えたいことがあっても何と言っていいのかわからず考えている間に、会話は進んでしまうので、より早く言葉が出るようになりたいと思いました。 今回の研修は6日間という短い時間の中で様々な場所を訪れ、アメリカ文化に触れることができました。また、新しい出会いもあり、非常に刺激的で貴重な経験をすることができました。そのような経験を通し、自分の現在や将来のことなど、じっくり考える良い機会になりました。「海外にまた行きたい」という気持ちが、より一層強まった研修でした。
2015年のシアトル、2016年春のシカゴに引き続き3度目のアメリカ研修になったロサンゼルス。UCLA、Universal Studio Hollywood、Santa Monica Beachなどを観光しました。その中で印象に残っている景色があります。夜の海と、広大な空に広がる満点の星空です。「LAは都会だから星なんて見えないだろう」。当初はそう考えていました。 しかし、いざ僕たちしかいない夜のビーチに座り、空を見上げてみると満点の星空が目の前に広がっていました。聞こえてくるのは海のさざなみだけです。まるで世界から僕以外、全部消えてしまったような不思議な感覚に襲われました。この感覚は日本では味わうことができないものでした。 一昨年、去年に引き続き、今回のアメリカ研修旅行もとても充実したものとなりました。それも、一緒に笑いあえる友人、後輩、先生がいてくれたからこそ実現できたのだと思います。皆さん、ありがとうございました。