浅野ゼミでは、9月3日~9日の間、政経学部の1年生から3年生までの計11名がシアトル研修旅行に参加しました。研修目的は主に異文化理解と実践的な語学学習であり、旅行日程は学生自身で計画しました。日程と研修内容について以下で紹介します。

9月3日

日本時間17:30成田空港発、シアトル・タコマ空港行の飛行機に乗りました。約9時間の飛行時間を過ごし、シアトルに着いた後に、ワシントン大学の近くのホテルへ向かいました。その後はワシントン大学とその周辺を散策しました。ワシントン大学では大学図書館とその周辺を見学しましたが、何しろ大学全体で500以上の建築物があるため、短時間で全てを見学することはできませんでした。大学の敷地自体が日本の大学より広大であり、施設も充実しており、さらに様々な建築物のデザインに圧倒されました。大学周辺にはお洒落なカフェ、本屋、ピザ屋などが軒を連ねていました。

ワシントン大学の噴水前で記念撮影

9月4日 午前中はこの研修の目玉イベントの一つである、Microsoft本社へ向かいました。浅野先生の旧友で同社の社員でもあるジョー・オーゼックさんによる案内の下、Microsoft社のフードコートやショップ、同社の製品を体験出来るコーナー等、敷地内の一部を見学し、本場の雰囲気に圧倒されて良い刺激を受けました。

午後は各グループに別れてダウンタウン周辺へ行きました。スターバックス1号店があるパイク・プレイス・マーケット(Pike Place Market)を散策するグループ、クイーンアン・ヒル(Queen Anne Hill)を散策するグループなどに別れ、観覧車に乗ったりしてシアトルの景色を堪能しました。シアトルの町並みは高層ビルのみならずレンガ造りの古い建物も数多くあり、また、陽気な音楽に合わせて路上パフォーマンスをしている人達を見ることもできて活気のある街だと実感しました。

マイクロソフト社員レストランにて

9月5日

この日も各グループに別れて行動しました。ヘリコプターに乗って上空からダウンタウンを眺望するグループや、ウッドランド・パーク動物園にて動物と触れ合うグループ、シアトル水族館へ行ってアメリカ西海岸に生息している海洋生物を見学するグループなどに別れ、ダウンタウン周辺を満喫しました。午後は全員でシアトルのシンボルであるスペースニードルへ上る予定でしたが、ゲリラ豪雨に襲われたため延期となり、夜は参加者が集まって夕食を取りました。

ヘリコプターに乗って上空からシアトルを鳥瞰

9月6日

午後からカヌーとバーベキューを体験しました。カヌー体験は、大学近くのワシントン湖にて行い、悪戦苦闘しながら様々な障害物を避けて漕いだり、高架橋の下をくぐり抜けたりして2時間ほど楽しみました。

ワシントン湖にてカヌー体験

その後、オーゼックさん宅を訪問し、オーゼックさんの家族や家族の友人達と共にバーベキューをしました。参加者全員で日本からのお土産を渡したり、アメリカの古いノベルティソングであるTake Me Out to the Ball Gameを皆で歌ったり、折り紙で鶴を作ったりして過ごしました。

BBQを準備するオーゼックさん / オーゼック家の裏庭にて

9月7日

午前中は各グループでチャイナタウン等を巡り、午後はセーフコフィールド(SAFECO Field)での野球観戦をしました。セーフコフィールドはかつて、イチロー選手が所属していたシアトル・マリナーズの本拠地でもあり、私たちが観戦した日はマリナーズ対テキサス・レンジャーズ戦が行われました。結果は0-3でマリナーズが負けてしまいましたが、野球の本場で試合を観戦することができて大変興味深かったです。

セーフコフィールドで野球観戦(シアトルマリナーズ vs. テキサスレンジャーズ)

The Crab Potにて

試合観戦後はグループ毎に別れ、スペースニードルに上ったり、フリーモント(Freemont)へ行ってレーニン像やトロール像を見たりとシアトル研修最後の夜を過ごしました。9月8日の12:40発の飛行機に乗って、9月9日に成田空港へ帰国しました。

異国の地でとても刺激的な5泊7日の滞在を経て、研修参加者それぞれがとても充実した時間を過ごせました。シアトルで様々な経験をしたおかげで、視野が広がったように感じます。一時的な感動だけで終わらせるのではなく、この研修で得たものを今後の大学生活やゼミ活動に繋げていこうと思います。

(文責:政経学部 法律政治学科 2年 福村香織)

◎以下は研修に参加した学生達の感想です。

政経学部 経済学科 2年 大庭一晃
今回のシアトル旅行では主にマイクロソフト本社、ワシントン大学、シアトル中心街を訪れました。マイクロソフト本社では浅野教授の知人を通して、普段は入れない食堂で昼食を食べ、マイクロソフトの歴史を学べるホールを訪れ、非常に貴重な体験をしました。ワシントン大学に訪れるとまず、日本の大学とは全く違う印象を受けました。非常に自然が多い中に建物があり空気がとても気持ち良く、充実した学生生活が過ごせそうだと思いました。まさに、海外ドラマの世界にいるようでした。自由時間は、シアトル中心街へ出かけ、各々ショッピングを楽しみました。プレイスマーケット、スターバックス一号店、水族館など、非常に日本人に馴染み深いお店が多く、初めて海外旅行をする方にとっては、都会すぎず田舎すぎないシアトルはオススメだと感じました。

政経学部 法律政治学科 1年 今田あゆみ
私は、今回の研修で初めてアメリカを訪れました。これまでアメリカというと、物騒なイメージがあったのですが、シアトルは海と山に囲まれ、人も街も穏やかな雰囲気でした。 また、実際に英語を使ってみて、「技術(語彙力や発音)があれば英語は話せる」という訳ではなく、頭の中の引き出し(トピック)をどれだけ持っているかが如何に大切か、痛感させられました。 5日間という短い時間でしたが、日本から出てみないと気付かなかったことが数多くあり、とても濃密な時間を過ごすことができました。1年の夏休みというタイミングでこの研修に参加できたことに感謝し、今後の生活や進路に生かしていきたいです。